「過労死等の防止のための対策に関する大綱」の変更が7月24日、閣議決定されました。
勤務間インターバル制度の周知や導入に関する数値目標を政府として初めて設定されました。
勤務間インターバル制度というのは、1日の勤務の終了(終業時刻)から、次の勤務の開始(始業時刻)までの間に、11時間とか9時間という「インターバル」を設けて、労働から解放される時間を確実に設けるものです。会社にとっては、ダラダラ残業をなくし、気力も体力も充実した状態で仕事に臨んでもらい生産性を向上させる効果があり、従業員にとっては、休息とプライベートな時間が保障され、「人間らしく働く」のに役立つというわけです。
勤務間インターバル制度は、今が旬。人材不足時代に対応して、人材確保、定着、育成(成長、生産性向上)をすすめる施策として重要です。
勤務間インターバル制度導入は、厚生労働省の助成金の対象になっていますので、助成金の活用を含めて、検討してみてはいかがでしょうか。