先週末(5/20)、「ものづくり白書」が閣議決定され、発表されました。「ものづくりプラス企業」など、今後の方向性を考えるのに参考になる資料です。
厚生労働省部分では、生産性向上、人材育成、女性活躍などを関心持って読みました。
人材に関しては、
<製造業の労働生産性は、その水準も伸び率も全産業平均を大きく上回り、高付加価値化が進展している。人口減少下において、我が国経済を持続的に成長させるためには、労働生産性の向上が不可欠であり、高付加価値化に対応できる人材の確保・育成が重要>
<自社の労働生産性が「高い」と考える企業と「低い」と考える企業との間では、人材の定着に向けた取組に関し、「賃金水準の向上」 「業績を処遇に反映」「能力を処遇に反映」「福利厚生の充実」といった取組に差がみられ、処遇の改善が労働者の意欲に作用し、労働生産性の向上に寄与している可能性が示唆される>
と触れられており、今後も採用、定着、育成の仕組みづくりが、生産性の向上、経営目標の達成、長期的な企業の継続発展にとって重要なことがうかがえます。
女性活躍に関しても、<女性活躍推進に積極的な企業ほど、意思決定のスピードが速く、売上高の増加を見込んでいる>と分析しており、ぜひ人事労務政策の参考にしていただければ幸いです。
なお、女性活躍推進法の行動計画策定・届出の義務は301人以上の大企業ですが、女性活躍加速化助成金(最大60万円)は、中小企業・個人事業主も対象です。(詳しくはコチラ)
ものづくり白書の詳しい内容、人事・評価制度や助成金の最新情報は、顧問先への訪問時やセミナーでご紹介していきます。お気軽にお問い合わせください。
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