「障害年金証書が届きました」

昨日(12/4)、うれしい知らせがありました。障害年金請求の依頼者から電話があり、「年金証書が届きました。ありがとうございます」。

 

お子さんを抱えて大変ご苦労されてきた方で、本当にうれしくなりました。返事をする私のほうが、声がうわずっていたかもしれません。

最善の努力を尽くし、事実関係をしっかり証拠資料で主張していたのですが、初診日や社会的治癒など、ハードルがいくつもあり、もしかすると駄目かもと思う事案でした。依頼者の障害に至った事情、今後の生活を考えると、そのときは不服申し立て(審査請求)をお薦めしようと思っていました。

 

今後の生活の経済的支えができ、ゆっくり治療に専念して、お子さんと一緒に幸せに暮らしてほしいと思いながら、行きつけのワインバーで1人で祝杯をあげました。

一方、大変腹立たしい行政の対応もありました。
地方自治体では、生活保護行政の「水際作戦」のように、申請に訪れた市民に対し、親身に手続きを教えず、追い返すことが多々あります。就学援助もその1つです。

 

まだまだ、日本は、官僚(木っ端役人、窓口の職員を含めてです)は「私が決められる」と思い上がっていると感じました。

(年金事務所では、そんなことは起きない、はずです。審査するのは窓口ではないからです。「水際作戦」で追い返したら、社会問題になります)

 

市民は行政や制度に精通していない一方、公務員には職務上、その制度の知識を持っていることが求められ、「実現可能性および実現手段について、法令に従って正しい情報を伝えるべき義務を負っている」(福岡地裁、サウンドデモ裁判判決。詳しくは、コチラ)。

 

それでも、市民が自分だけで手続きをするのは困難です。専門職として、これからもサポートして、喜んでいただこうと、酔った頭で考えたような気がします。

 

週末ですが、仕事に張り切っています。

 

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2016年

3月

09日

執筆・講演活動

2018/4/3 社会保険労務士の勉強会で、「日本郵便事件(労契法20条)判決に見る手当等の取扱いの合理性~労働訴訟から学ぶ労務管理」をテーマに、講師を務めました。

2018/2/19 介護事業所(北九州市)の幹部を対象にした部下育成研修で講師を務めました。

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山本社会保険労務士事務所IBオフィス

山本 弘之

福岡県社会保険労務士会会員)

特定社会保険労務士
医療労務コンサルタント

介護労務アドバイザー


一般社団法人日本人事技能協会会員・認定人事コンサルタント

 

厚労省委託事業・職務評価コンサルタント(2016~2020年度)

 

厚労省委託事業・多様な正社員・無期転換ルールコンサルタント(2016~2018年度)

 

厚労省委託事業・介護分野雇用管理改善コンサルタント(2016年度、2017年度)

 

福岡労働局最賃総合相談支援センターコーディネーター(2016年度)

 

患者の権利オンブズマン元専務理事
 

※2017年1月~事務所を移転しました。

【新事務所所在地】 

〒812-0011

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