総務省が12月26日発表した労働力調査で、11月の非正規労働者数が2012万人(前年同月比48万人増)となり、初めて2000万人を突破しました。働く人の38%が非正規労働者です。パートが967万人、アルバイト414万人、契約社員289万人。年齢別では、55~64歳が419万人、35~44歳が410万人、45~54歳が389万人となっています。
非正規雇用は、労働者の希望によるものと、正社員を望んでもかなわず不本意なものと両面があるでしょう。
非正規労働者に一般職業訓練(Off-JT)や処遇改善を実施したり、正社員に登用した場合に、会社が助成金を受給できる「キャリアアップ助成金」(返済不要)があります。
たとえば、Off-JTの賃金助成として1時間800円や、Off-JT経費に対し100時間未満なら10万円などの助成金が出る制度です。(企業規模によって支給金額は変わります。また対象労働者の条件があります)
新たな人材確保が困難になっている時期ですし、中途採用には企業風土に合う人材か、即戦力になるかどうかリスクを伴いますので、非正規で頑張ってきた優秀な人材をこの機会にレベルアップし、人材育成を図るのも有効な方法ではないでしょうか。
申請・受給には、キャリアアップ計画の作成・提出などの手続きが必要です。ご依頼いただければ、難しい書類作成はお任せください。
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