2016年版ものづくり白書を閣議決定

先週末(5/20)、「ものづくり白書」が閣議決定され、発表されました。「ものづくりプラス企業」など、今後の方向性を考えるのに参考になる資料です。

厚生労働省部分では、生産性向上、人材育成、女性活躍などを関心持って読みました。

人材に関しては、

 

<製造業の労働生産性は、その水準も伸び率も全産業平均を大きく上回り、高付加価値化が進展している。人口減少下において、我が国経済を持続的に成長させるためには、労働生産性の向上が不可欠であり、高付加価値化に対応できる人材の確保・育成が重要>

 

<自社の労働生産性が「高い」と考える企業と「低い」と考える企業との間では、人材の定着に向けた取組に関し、「賃金水準の向上」 「業績を処遇に反映」「能力を処遇に反映」「福利厚生の充実」といった取組に差がみられ、処遇の改善が労働者の意欲に作用し、労働生産性の向上に寄与している可能性が示唆される> 

 

と触れられており、今後も採用、定着、育成の仕組みづくりが、生産性の向上、経営目標の達成、長期的な企業の継続発展にとって重要なことがうかがえます。

 

女性活躍に関しても、<女性活躍推進に積極的な企業ほど、意思決定のスピードが速く、売上高の増加を見込んでいる>と分析しており、ぜひ人事労務政策の参考にしていただければ幸いです。

なお、女性活躍推進法の行動計画策定・届出の義務は301人以上の大企業ですが、女性活躍加速化助成金(最大60万円)は、中小企業・個人事業主も対象です。(詳しくはコチラ

 

ものづくり白書の詳しい内容、人事・評価制度や助成金の最新情報は、顧問先への訪問時やセミナーでご紹介していきます。お気軽にお問い合わせください。

 

▼関連リンク

「平成27年度ものづくり基盤技術の振興施策」(ものづくり白書)を本日閣議決定
 

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2016年

3月

09日

執筆・講演活動

2018/4/3 社会保険労務士の勉強会で、「日本郵便事件(労契法20条)判決に見る手当等の取扱いの合理性~労働訴訟から学ぶ労務管理」をテーマに、講師を務めました。

2018/2/19 介護事業所(北九州市)の幹部を対象にした部下育成研修で講師を務めました。

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山本社会保険労務士事務所IBオフィス

山本 弘之

福岡県社会保険労務士会会員)

特定社会保険労務士
医療労務コンサルタント

介護労務アドバイザー


一般社団法人日本人事技能協会会員・認定人事コンサルタント

 

厚労省委託事業・職務評価コンサルタント(2016~2020年度)

 

厚労省委託事業・多様な正社員・無期転換ルールコンサルタント(2016~2018年度)

 

厚労省委託事業・介護分野雇用管理改善コンサルタント(2016年度、2017年度)

 

福岡労働局最賃総合相談支援センターコーディネーター(2016年度)

 

患者の権利オンブズマン元専務理事
 

※2017年1月~事務所を移転しました。

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